JL1JKY's radio shack

備忘録。

移動運用日記 2026.04.18 Support Your Parks Weekend Spring 2026

POTAの公式イベントとして、年4回開催されている「Support Your Parks Weekend」(SYP)というものがある。要はこの週末にみんなでPOTAをやろうぜ、という期間である。この期間にアクティベーターまたはハンターとして活動することで、SYPアワードがもらえるのである。

 

私のPOTA運用スタイルは基本的に仕事終わりや週末の空き時間にふらっと短時間で行うことが多いのだが、せっかくなので未Actの公園を含めいくつか自宅近辺のの公園を回ってみることにした。

 

1. JP-1269 浅間山公園(東京都府中市)UTC00:27-02:21

まずはいつもの拠点としている浅間山公園から。UTC00:00(JST09:00)からイベントはスタートしていたが、少し遅れて09:25頃から運用を開始した。

 

 

浅間山公園は府中市最高峰の山。最高峰といっても80m弱の低山ではあるが、周囲に高い建物が少なく430FMハンディでも長距離通信が期待できるFBなスポットだ。

 

休日の朝ということで、オンエア中の局も多く規定の10QSOは1時間ほどで達成した。

 

途中で一度CQを出すのをやめて聴いてみると、どうやら伊豆大島の局がCQを出しているらしいのが55で聞こえてきたので急遽呼びに回ると57が返ってきた。お互い5Wのハンディということで、100km以上の長距離通信が成立したことにびっくりしながら運用継続。

 

高尾山からOA中の局が2局ほどいたので、少しロング目にラグチューしつつ13QSOで離脱。のんびりしていたので2時間ほど経ってしまった。13QSO。

 

2. JP-1281 府中の森公園(東京都府中市)UTC02:56-03:51

こちらは初Actの公園。浅間山とは違い市街地で平地の公園なので電波環境に少し不安もあったが、無事1時間ほどで13QSO(うち1件は2-fer P2P)を達成できた。なかなか各地のActivatorも活発に活動しているようだ。

 

3. JP-1282 武蔵国分寺公園(東京都国分寺市)UTC04:42-06:03

お腹も空いてきたので移動途中にコンビニで昼食を購入し、武蔵国分寺公園のベンチで食べることにした。一番暑い時間帯だが、まだ直射日光の下でも活動できる範囲だ。地上高を求めて通りを跨ぐ歩道橋の上からOA。

 

昼の時間はアクティブユーザーが減るのだろうか、さっきまでとは打って変わってなかなか空振りが増えてきてしまった。途中40分ほどノーメリットの時間があったりして、2-fer P2P、2mへのQSY依頼も含め1時間20分ほどかかってAct完了。こういう時間があるとDVモード付のハンディを買いたくなる。10QSO(うち1件2-fer)で終了。

 

このあたりで疲れてきたので、いったん自宅に帰ることにした。

 

4. JP-1927 神代植物公園(東京都調布市)UTC09:00-10:00

日も暮れて涼しくなってきて、POTAサイトのSpotsも増えてきたので再度出撃。何回か運用したことのある神代植物公園に来た。

 

ここは有料区域と無料区域に分かれており、私はよく無料区域北東の調布市総合体育館の屋根上から運用している。ここは体育館が半地下に埋もれるような構造で建築されており、体育館の屋上が芝生の丘のような形で外から自由にアクセスできるのだ。

 

 

そして、周りには高い建物も少なく、都心方面に向かって開けているため、430FMハンディには絶好の場所。CQを出し始めるとすぐにプチパイルのような状況になり、呼ばれなくなるまで運用していたところ1時間で18回もQSOすることができた。

 

P2Pはうち5件ほど。かなり数を稼げて満足したので、今日のところはこれにてQRTして、明朝もう1件公園をアクティベートしてRoverアワードを目指すことにした。

 

5. JP-1264 小金井公園(東京都小金井市)UTC22:58-23:54、00:01-01:13

いつもの週末より早起きして、公園には8時前に到着。まだ人もまばらな中で「富士見の丘」という小高い丘を目指す。

 

 

この公園も全く初めての運用だったため、日付が変わる前にアクティベートできるか少し不安だったが、2-ferマルチバンドでQSOしてくださったフレンド局の助力もあり45分ほどで10QSO完了。UTCで日付が変わるまでに14交信できた。

 

このまま翌日分のActもしてしまおうと思い、さらに1時間強運用してこちらも14QSOでQRT。Support Your Parks Weekendと銘打っているだけあって、普段よりも快調にアクティベートが進んだような気がする。

 

まとめ

アクティベート完了:
JP-1269 浅間山公園
JP-1281 府中の森公園(初)
JP-1282 武蔵国分寺公園(初)
JP-1927 神代植物公園
JP-1264 小金井公園(初)

Total: 67QSOs

 

アワード:
Rover Warthog


Support Your Parks Hunter


Support Your Parks Activator


Silver Hunter


Park to Park 50



2つの新規公園Actと参加賞含め5つのアワードをもらうことができた。POTAの上手いところって、普通にプレイしているだけで結構頻繁にアワードがもらえて、かつ次に目指すべき上位アワードもちゃんと用意されているところだと思う。やっぱり現実世界をゲーミフィケーションしてハックするのが一番楽しいんです。IngressとかポケGOと一緒。

 

かなりのんびりと周っていたわけだが、Roverアワードをもらったことでspeedrun的な遊び方にも興味が出てきた。最高位が1日30ActのLionアワードということで、将来的には到達したいなあなどと思ったり。またいろいろな遊び方を見つけていきたい。

SRH770と外部電源端子でVX-6の戦闘力を上げる

我が家には2台のアマチュア無線機がある。片方は最近ヤフオクで拾ってきたIC-7100Mで、もう片方は10年ほど前に親戚から譲り受けたスタンダードVX-6だ。

 

まだIC-7100M用のアンテナを持っていないため、現在メインで使っているのはVX-6。ポリカーボネート樹脂とアルミダイカストによる強度の高い構造に加え、JIS7種防水、八重洲らしいマッシブなデザインに定評がある。

 

惜しくも2025年12月に生産終了になったようだが、2005年の発売以来実に20年もの間販売されていたことから、お使いの方も多いのではないだろうか。私の手元では唯一の実働機かつ主力機である。

 

付属の純正バッテリーは既に過放電でお亡くなりになっていたため、再開局にあたり互換品を取り寄せて使用しているが、容量が1,400mAhと心許なく、5W送信で移動運用を実施していると1時間ほどですっかり電池切れになってしまうのが最近の悩みだった。

 

特に私のような、コールサインを取得してから日が浅い局はどの相手局とも初めての交信になるため、QRAやQTHの交換、QSLカードの送付可否や自己紹介を兼ねた雑談等でどうしても1交信が複雑で長いものになる。快適に使えるよう、アンテナ強化と外部電源でリグを強化することにした。

 

アンテナ交換

まずはアンテナの機種選定。もともとは以前別のコールサインで運用していた際にSRH789ロッドアンテナを購入して使用していたが、根元のネジが緩みやすいこと、もっと利得の大きいアンテナを使いたかったことから、界隈で評判の良いSRH770に変更することにした。

 

スペックを比較するとこんな感じ。

  SRH770 SRH789
アンテナ形式

1/2λノンラジアル(144MHz)

5/8λノンラジアル(430MHz)

1/4λノンラジアル(144MHz)

5/8ノンラジアル(430MHz)

利得

2.15dBi(144MHz)

5.5dBi(430MHz)

2.15dBi(144MHz)

3.5dBi(430MHz)

希望小売価格 8,580円(税込) 3,300円(税込)

 

2mが1/4波長から1/2波長になっていること、70cmの利得が1.6倍になっていることが比較してわかる。さらにお値段も2.5倍である

 

それなりに違いは分かるのではないかと思い、SRH770をAmazonで注文した。希望小売価格はあってないようなものらしく、購入時は6,350円だった。なお、中華のパチモンも数多く出品されているため、購入時には第一電波工業の正規品であることをきちんと確かめよう。

 

 

 

外部電源

ID-52等は大容量バッテリーも販売されているようだが、VX-6は残念ながら1,370mAhタイプのみ。フルパワー送信を続けていると1時間ほどで電欠を起こしてしまうため、限られた時間しか運用できないのが悩みだった。そこで色々と解決策を考えたが、最終的には「USB-PDで12Vを給電する」という力業に辿り着いた。

 

VX-6の電源アダプタは4.0×1.7のDCプラグで給電できるため、USB-Cから12Vを吐き出せる変換コネクタを購入。こちらは500円ほどだった。

 

実運用

早速、届いた商品を取り付けて実際の運用に持ち出してみた。

 

 

モバイルバッテリーはPHILIPSの20000mAhタイプ。12V1.5Aの出力が可能だ。

ちょうど2026年4月18日~19日の週末はPOTAのSupport Your Parks Weekendというイベント期間だったため、2日間かけて検証できた。

 

送受信

送受信の面では、RSレポートの数字よりも体感の変化が大きい。5Wハンディ機で遠方の局を取ろうとすると、その場で無線機の持ち方や体の向きを変えたり、公園の中での立ち位置を数歩レベルで動かすことで受信環境を改善できることが多いのだが、SRH770はその振れ幅がより大きくなったように感じる。

 

つまり、まったく聞き取れない(RS21)場所とある程度分かる(RS43)場所が背中合わせになっているような感覚。これまでのSRH789ではどれだけ無線機を動かしてもあまり受信状況に変化がなかったようなシチュエーションでも、高感度で変化するようになったというのが肌感覚である。

 

電池持ち

当然と言えば当然ではあるが、電池持ちは劇的な改善を見せた。これまでは5W出力で時たまラグチューを交えて交信していると凡そ1時間程度でバッテリー切れを起こしていたところ、外部給電状態であれば丸1日は余裕で使えるようになった。

 

ただし、充電しながら使用していると本体が持てなくなるくらい発熱するのも事実。このあたりは運用ペースを工夫しながら調整していった方が、人間にも無線機にも優しいだろう。

 

まとめ

結果は上記の通りで、VX-6の戦闘力向上計画は成功したといえるだろう。もちろん今回使用したパワーアップアイテムは無線機が変わっても使えるため、資産にもなる。投資した分はきちんとリターンがありそうだ。

 

Support Your Parks Weekendでは無事、初のRover AwardであるWarthogをいただくことができた。それも今回のパワーアップなしには成立しえなかっただろうから、遊び方の幅が広がったことを感じた。

デジタル簡易無線局の開局の流れ② 開局届提出の方法(2026年3月版)

前回の記事の続きで、今回は包括申請完了後の開局届の提出方法について解説していく。

jl1jky.hatenablog.jp

 

前回の「申請」とは異なり、今回の手続きはあくまで「届出」となるため、それほど法律の縛りは厳しくない。無線機の運用開始から15日以内に届出を提出すればよいという決まりになっているので、届出の提出と運用開始日は順番が前後しても大丈夫だ。

 

なお、開設届の作成には前回の包括申請が受理され、発行された無線局登録状の登録番号が必要となる。包括申請が受理されると、下記のような無線局登録状が発行されるのだ。

 

この免許状の上から4番目、関括K~~~号というものが登録番号となる。

 

登録状が届いたら、早速開設届の作成に取り掛かろう。

前回と同じく、総務省電波利用電子申請にアクセスして、新規申請を開始>登録局申請を選択する。

 

申請種別選択の画面では、「包括」のラジオボタンを選択し、宛先は「関東総合通信局長」「無線通信部陸上第三課」とする。ここまでは前回と同じ。

 

その下の申請(届出)区分は「開設届」とし、無線設備の規格は「デジタル簡易無線局」として申請情報の入力に進む。

 

 

申請書の宛先、担当部課、届出者情報、代理人情報は前回入力した内容と同じでOK。

包括して登録を受けている無線局の開設に関する事項 の欄には、デジタル簡易無線局登録状の登録番号を入力する。

 

その下、開設局情報の欄には無線機の数だけ行を追加する必要がある。
「追加」を押して、無線機の情報入力を行っていく。

 

開設情報の欄、登録局を開設した日 は、登録状の発行日でよいだろう。運用開始の期日も同じで大丈夫だ。

 

無線設備の常置場所及び移動範囲 は、まず追加ボタンを押し、設備設置区分:常置場所 を選択して登録状記載の住所を入力していく。

 

OKを押すと内容が記載されるので、そのあとは「全総合通信局(全国)」のボタンを押し、全国の総通の名前が入ることを確認しよう。

僕の場合は、一応移動範囲:関東総合通信局の備考欄に「全国の陸上及び日本周辺海域」と記載しておいた。これは無くても大丈夫かもしれない。

 

その下、無線設備の識別符号の欄には、無線機固有の識別番号を入れていく。識別番号は無線機本体やメニュー画面から確認できるが、いわゆる「CSMコード」というやつだ。

 

追加→英字 欄に入力→OKで確定される。

 

装置一覧の欄には、無線機の製造番号と技適番号を入力する。これも無線機本体に記載があるはずだ。同じようにそれぞれ入力してからOKを押して確定する。

 

備考や添付書類等は不要になるため、さらにOKを押して確定すると無線機1台分の入力は完了だ。

無線機が複数台ある場合は、再度開設局情報→追加 を押して、台数分登録していく必要がある。ここが正直一番面倒だった。

 

全ての無線機の分の情報を入力するとこんな感じになる。

 

そこから下にスクロールして、これまで通り申請の内容に関する連絡先を入力。添付書類は不要なので、そのまま入力完了を押そう。

 

次の画面で届出前最後の内容チェックを行って、大丈夫そうなら「この内容で送信する」を押して届出完了だ。これで晴れてデジタル簡易無線局の運用が可能になる。

 

特に何も不備がなければ、何日か後に届出は審査終了になっているはず。

 

ちなみに僕の場合、

3月9日(月) 無線局開設届提出
3月19日(木) 審査終了

という流れだった。こちらには中8営業日を要していたので、登録状の発行がいかに爆速だったかがわかる。

 

この記事を参考に、アマチュア無線だけでなくデジタル簡易無線のレジャー運用にもチャレンジしてみてはいかがだろうか。

 

【注意!】

あくまで今回の申請見本は僕が、関東総通に対して申請した内容の記録なので、地方ごとに違うところで手直しが発生する可能性はあるということを十分ご理解いただいたうえで、申請者ご本人の責任で登録を行ってほしい。

またこの記事を執筆したのは2026年3月の情報をもとにしている。今後、システムの更改等により申請フローや入力内容が変わることも予想されるため、そこはご承知おきのほど。

実は僕自身、申請に不備があり手戻りを発生させてしまい、関東総通には多大なるお手数をお掛けしたことを恥じながらこの記事を書いている。この記事が少なからず申請の円滑化・業務効率化に寄与することを願う。

デジタル簡易無線局の開局の流れ① 包括申請の方法(2026年3月版)

冬はスキーが好きで、毎年冬はスキー場に遊びに行くことが多い。そんな中、デジタル簡易無線があれば連絡を取り合うのが楽なのでは? と思い中古のデジ簡を見ていたところ、2台で1万5千円程度で調達できることに気が付いた。

 

イベント会場など、携帯の電波が輻輳するような人の多いところでコミュニケーションを取り合う際にもあれば便利だな、と思いデジタル簡易無線を購入してみたのだった。

 

ただし、デジタル簡易無線はアマチュア無線とは違い登録のノウハウがあまりネット上に掲載されていなかったので、今回は備忘録的にその登録方法について書いてみようと思う。

 

購入したのはMotorolaのGDR4800という機種。おそらくレンタルアップの放出品なんかだと思う。

(左のVX-6はもともと持っていた私物)

 

モトローラらしいシックでスタイリッシュな外観はなかなか好感が持てる。
こちらはヤフオクで手に入れたものだが、前の所有者が局登録を取り消しておかないと購入後の登録に差し障りがあるらしいので、購入時はきちんと廃局済みであることを確認しておきたい。

 

この無線機は免許不要とはいえ5W出せるとのことなので、それなりに電波は飛ぶのだろう。特定小電力機と違って登録は必要なので、総務省の電波利用電子申請ページから登録を行う。

 

トップページ>マイページ>新規申請を開始 から、「登録局申請」にアクセス。

 

デジタル簡易無線の開局には「個別申請」と「包括申請」の2種類があるが、私のように複数台の無線機を所有したい人は「包括申請」のほうがよいだろう。

 

宛先には居住地を管轄する通信局の局長を入れる。担当部課は無線通信部陸上第三課。アマチュア無線のほかに登録局の業務もやっているらしい。

 

申請(届出)区分は新設申請。

 

無線設備の規格はデジタル簡易無線局。

この後、申請情報の入力に進んでいく。次のページへ。

 

申請者は自動入力でOK。委任しないにチェック。

普通の人ならまあ電波法第27条の24第2項第1号への該当は……ないですよね。

無線設備を設置しようとする区域又は移動範囲 については、右側の「全総合通信局(全国)」を選択すると自動で全国が対象になる。

その下の周波数及び空中線電力がちょっと難しい。私のGDR4800の場合は30chモデルだったので、30波で申請出しておくか~と思ったのだが、正しくはデジタル簡易無線登録局に許されている全周波数を記載してしまって問題ないらしい。
(関東総通が黙って手直しして免許を発行してくれた)

なので、ここは

 

351.03125 MHzから 351.1 MHzまで
  6.25 kHz 間隔の周波数  12 波
(注)この周波数の使用は、全国の陸上及び日本周辺海域に限る。


351.2 MHzから 351.63125 MHzまで
  6.25 kHz 間隔の周波数  70 波
(注)この周波数の使用は、全国の陸上及び日本周辺海域に限る。


351.10625 MHzから 351.19375 MHzまで
  6.25 kHz 間隔の周波数  15 波

とするのが適当らしい。

で、こんな感じ。3番のバンドは上空波ということになる。

その下の空中線電力の欄には「5W」と記載して、末尾のOKボタンを押下する。

 

すると元の画面に戻り、申請手数料が表示される。1局あたり1950円ということでアマチュア無線より若干安い。

 

電波利用料納入告知書送付先は特に事情がなければ「申請者と同一のため記載を省略します。」にチェックを入れればよいだろう。

 

申請の内容に関する連絡先はおそらく省略可。
私は不安なので氏名、電話番号、メールアドレスを入力しました。

 

そして「次ページ」を押す。不安な人は一時保存を押してここまでの入力内容を保存しておくと安心。

ここからは無線局事項書及び工事設計書(別表第二号の五)の入力に移る。

 

4. 運用開始の予定期日はだいたい2週間後くらいの日付を指定しておけばOK。ここは適当でも通ると思う。

 

5. 希望する登録の有効期間については、特に理由があって運用終了期日を決めている場合ではない限り空欄にしてOK。

 

6. 開設の目的については、「レジャー使用」としておく。仕事に使う可能性がある場合は「簡易な業務」でもOK。開設の目的コード1は「一般業務用」。

 

9. 備考の、見込み開設局数はおおよそでOK。私の場合は2台買ったので、2局とした。
(簡易無線局は、無線機1台につき1局扱い)

 

ここまで入力したら「入力完了」を押して「内容確認」に進む。

次のページでは今までの入力内容を申請書形式で確認できるので、入力ミス等が無いことをよーく確認しておく。

 

問題がないことを確認出来たら、「よろしくお願いします!!」と言いながら「この内容で送信する」を押下。別に無言でも大丈夫。すると申請が関東総通に飛ぶので、しばらく待って様子を見ておこう。

 

ちなみに私の場合、経過はこんな感じ。

3月2日(月)1940頃 申請送信
3月3日(火) 0900頃 ステータス:審査中
1120頃 手数料納付通知
1400頃 手数料払込完了 ステータス:審査中に変更
3月4日(水)1700頃 審査終了
3月5日(木)0920頃 無線局登録証発行通知

爆速すぎる。アマチュア無線なんて酷いときは1か月くらい放置されるのに……

 

まあ業務にも使う無線機なので、総務省側のプライオリティも高いということだろう。

今回は包括申請の方法を記載したが、実はこのあと開設届の提出も必要になるので、それは次回の記事で解説したいと思う。

 

jl1jky.hatenablog.jp

 

【注意!】

あくまで今回の申請見本は私が、関東総通に対して申請した内容の記録なので、地方ごとに違うところで手直しが発生する可能性はあるということを十分ご理解いただいたうえで、申請者ご本人の責任で登録を行ってほしい。

またこの記事を執筆したのは2026年3月の情報をもとにしている。今後、システムの更改等により申請フローや入力内容が変わることも予想されるため、そこはご承知おきのほど。

実は私自身、申請に不備があり手戻りを発生させてしまい、関東総通には多大なるお手数をお掛けしたことを恥じながらこの記事を書いている。この記事が少なからず申請の円滑化・業務効率化に寄与することを願う。

Quansheng UV-K6 V3を広帯域受信機に改造する

前回の記事で軽く触れた、中華トランシーバーを広帯域受信機に改造する話。

他のブログに掲載していたものではあるが、機械いじり系の話はこちらのブログでやりたいと思い記事を引っ越してきた。

 

Quansheng UV-K6という3,000円くらいで買える怪しい中華トランシーバーがありまして、もちろん日本の法律下ではとても使えるレベルではない代物。

 

ただし、これは電波を出す場合に限っての話で、電波を出せないように改造することで、単なる受信機として使うことができるようになるわけだ。

 

 

UVシリーズとは

 

Aliexpress等で販売されている、中国製の無線機のこと。

スプリアス規制など知ったことかという勢いで途轍もなく汚い電波を発するため、日本国内で使用すると違法になります。でもこれアメリカや中国だと普通に使われているみたい。

 

UV-K5(8)、UV-K6、UV-5R等々、機種は色々あるが今回はUV-K6を購入した。それぞれちょっとずつハードウェアに違う部分があるらしいので、受信機化改造の手順も異なるらしい。この記事ではUV-K6 V3を使って受信機改造を行う。

 

必要なもの

無線機本体+プログラミングケーブル

Aliexpressから購入。26年2月現在3,580円。
無線機本体のほかに、PCと無線機を接続してソフトウェアを書き換えるプログラミングケーブルも必要になる。

 

https://ja.aliexpress.com/item/1005006246890948.html

 

Windows PC

ソフトウェアの書き換えに必要。

 

カスタムファームウェア&書き込みツール

UV-K6のバージョンにより、動作するもの・しないものがあるらしい。
私の手元に届いたUV-K6はV3だったため、V3対応のソフトウェアを探してきた。

armel.github.io

UV-K6のバージョンは、バッテリーを外した本体の裏側に記載されている。

(バーコードの右肩あたりに無線機のバージョンが記載されている)

ファームウェアについての情報はここを参照。

github.com

 

CHIRP-next

chirpmyradio.com

PCから無線機の設定を変更・バックアップするためのソフト。

 

CHIRPモジュール

github.com

UV-K6 V3対応のCHIRPモジュールです。
uvk5_egzumer_f4hwn_ver_4_3_0.py をダウンロードしておく。

 

書き換え作業

必要なものが揃ったら改造作業に入っていく。

箱を開けるとこんな感じで、無線機本体とプログラミングケーブルが出てくる。

まずは無線機右上のオレンジのダイヤルを時計回りに回して、電源が入ることを確認。

この段階ではアンテナは接続しないように。電波が出る状態になると法令違反になる。

電池が少なかったら無線機を充電しておこう。ちなみに、USB Type-Cポートから充電できるのかと思いきやそんなことはなく、別途充電クレードルを買う必要があった。なんじゃそりゃ。

 

バックアップ

不測の事態に備えて、初期状態のバックアップを取っておこう。

UV-K5 V3 & UV-K1 Web Tool にアクセスして、「Dump Calib」を選択。

無線機にプログラミングケーブルを挿し込み、PCとUSB接続する。

(この時、プログラミングケーブルが無線機のジャックの奥まで刺さっていないとエラーの原因になる。初めて使う時は気持ち強めに、奥までケーブルを押し込むこと)

 

無線機の電源を入れ、「Dump Calibration Data」を押下すると



このようなメッセージが表示されるので、シリアルポートへの接続を許可するとバックアップデータが生成される。

 

バックアップデータはPC内に保存しておこう。

バックアップが完了したら無線機の電源を切る。

 

ファームウェア書き込み

次に、ファームウェアの書き込みを実施する。

先ほどの UV-K5 V3 & UV-K1 Web Tool から、「Flash Firmware」を選択する。

F4HWNのUV-K5V3対応ファームが選択されていることを確認しておこう。

無線機のPTTボタンを押し込みながら無線機の電源を入れると、無線機がファームウェア書き込みモードで起動する。上部のLEDが点灯したら書き込みモードの合図。

 

無線機が書き込みモードで起動したら、「Flash firmware」を押下するとファームウェアの書き込みがスタートする。30秒くらいLEDがチカチカして、完了すると画面上にメッセージが出てくる。

 

完了したら無線機の電源を切ってケーブルを取り外そう。

 

リセット

念のため、ファームウェアの書き換えが終わったら一度無線機にリセットを掛けておこう。

左側面のPTTボタンと、その下のボタンを同時押ししながら電源を入れるとF Lock Menuに入ることができる。

そこから74番の項目「Reset」を選択してAボタンをポチポチすると無線機本体がリセットできる。

 

送信禁止設定

リセット完了後、PTTボタンとその一つ下のボタンを同時押ししながら電源を入れ、F Lock Menuに入る。

70番の「F Lock」を選択し、B/Cボタンで「DISABLE ALL」を選択してAボタンで決定すると電波の送信ができないように設定できる。

設定後は再度、無線機の電源を切ります。これで受信機化改造は完了。

 

PCから無線機を設定する

無線機の電源を入れて、Mボタンを押下すると色々と項目があるのに気づくかと思う。これらの項目をすべて無線機のキーボードから設定するのはかなり辛いため、無線機の設定をPCから書き込める便利なツールがリリースされている。それが前半で触れた「CHIRP-next」だ。

 

このCHIRP-nextをUV-K6 V3で使うのに一工夫必要なのだが、この章ではその解説をしていく。

 

CHIRPをインストールする

Download - CHIRP にアクセスして、「Download the latest CHIRP-next build here」から最新版のCHIRPをダウンロードしてこよう。そのままWindowsにインストール。

 

立ち上げただけではまだUV-K6で使うことはできない。

左上の「ヘルプ」から「開発者モード」をオンにする。

 

その後、「ファイル」から「モジュールをロード」を選択。

 

GitHub - armel/uv-k5-chirp-driver: Quansheng UV-K5 radio CHIRP driver for F4HWN firmware

で落としてきたuvk5_egzumer_f4hwn_ver_4_3_0.pyを読み込ませると、CHIRPでUV-K6を扱うことができるようになる。

 

無線機を接続して電源を入れた状態で、「無線機からダウンロード」を押下すると設定の読み込みができるようになる。

 

 

あとはCHIRPで設定を書き換えて無線機にアップロードするだけ。

 

まとめ

国産の広帯域受信機を購入しようとすると1万~2万円くらいはかかってしまうものなので、それを考えるとUV-K6は非常に経済的な選択肢になると思う。
時間と、機械いじりへの興味がある方はぜひチャレンジしてみては。

10年ぶりの再開局

アマチュア無線からは10年ほど距離を置いていたのだが、ひょんなことから再開局をすることになった。

 

思い返せば大学生の時は大学サークルの社団局に所属して、江間忠ビルに試験を受けに行き、3アマを取得し、そこから2年ほど活動していた。そこから人間関係の変化、学業不振、そして就活等色々とあって無線機を触る機会がなくなってしまった。

 

当時はコンテストにもちょろっと顔を出して一晩中430MHzで喋りまくる……というようなこともしていたのだけど、気が付いたら局免も切れ、虎の子のハンディ機は過放電で動かなくなってしまっていた。

 

もうアマチュア無線に関わることもないのかなあ、とぼんやり感じていたところではあったが、色々ある趣味のうち、車とカメラがきっかけになって無線への熱意を取り戻すことになった。

 

私は車が好きで、レースを観に行って写真撮影をすることがある。カメラボディはSONYのα7 III、一番長いレンズがSIGMAの100-400mmという構成を使用していた。

 

ただボディはセンサー焼けがひどく、画像のあちこちにピンクの光点が入ってしまうような状態。レンズももう少し長いものが欲しいと思っており、社会人になって数年経過し、最近になってようやくできた金銭的余裕で機材を一気に入れ替えることにした。

 

ボディはα7 Vに、望遠レンズはSONY 200-600mmにえいやと買い替えた。やはり出費は大きく、これだけ投資したなら車以外も撮影しないと勿体ない、と思っていた。

 

そこでターゲットになるのが飛行機だ。車を撮るのと同じような機材で、そこそこ楽しむことができる。

 

となると、今度は飛行機撮影のための機材を揃えていくことになる。あると嬉しいのがエアバンドを聴くための広帯域受信機。

 

普通に日本メーカーの広帯域受信機を購入してもよいのだが、それでは面白くない。お金を節約しつつ楽しめる方法がないかと探したところで浮かんできたのが、中華無線機のファームウェアを焼き直して受信機化する方法。これなら4,000円程度でエアバンドの受信ができる! と思って飛びついた。

 

購入、改造はとんとん拍子に進んだのだが、そこで昔やっていたアマチュア無線のことを思い出すこととなる。

 

そういえばやっていたな、VX-6も持っていたな、と考えているうちに復帰したくなってきたというのが顛末だ。

 

そういうわけで、10年ぶりに再開局することになりました。以前のコールサインはあまり気に入っていなかったので、旧符号復活ではなく新規開局を選択。

 

無線に触れられていなかった10年のうちに色々システムが進化していたことに吃驚しつつ申請し、今回付与されたコールサインは JL1JKY 。

しばらくは手持ちのVX-6でPOTA等を中心にやっていくことになるかと思いますが、交信の機会があったらどうぞよろしくお願い致します。